ほとんどのクレジットカードは申し込んでから利用できるまでに最短でも数日間が必要です。申し込んでから審査→カードの発行→郵送でカードが手元に届く、といったプロセスが発生するためです。
しかし、どうしても申し込んだその日のうちにクレジットカードを利用したい方もいるでしょう。そんな方のために、申し込んだその日のうちに利用できるおすすめのクレジットカードを紹介します。
さらに、即日発行可能なクレジットカードの選び方や審査を通過するためのコツや注意点も解説します。参考にしてください。
申し込んだその日のうちに利用できる、いわゆる「即日発行可能なクレジットカード」には大きく分けると2種類あります。
それぞれの特徴を解説します。
カード会社の店舗やサービスカウンターで受け取れるクレジットカードなら、申し込んだその日から利用できます。即日受け取るには2種類のパターンがあります。
ただし、カード会社の店舗やサービスカウンターがお住まいや勤務先の近所など訪問できる場所にないと即日受け取りはできません。
デジタルカードとは、「審査がOKであればスマホのアプリを通じて会員番号や有効期限が発行されるクレジットカード」で、カード本体が後日発行される物と実カードそのものがないものがあります。
カード本体が手元になくても会員番号や有効期限さえあればネットでのカード決済が可能になります。さらにスマホ決済対応の場所であればスマホを通して決済できます。
発行日数 | 受取方法 | 年会費 | 国際ブランド | 申込条件 | |
---|---|---|---|---|---|
三井住友カード(NL) | 最短30秒※1 |
アプリ |
永年無料 |
Visa |
18歳以上 |
JCB CARD W | 最短5分 |
アプリ |
永年無料 | JCB | 18歳~39歳 |
プロミスVisaカード | 最短25分※2 | 郵送 | 永年無料 | Visa | 18歳以上 |
イオンカード(WAON一体型) | 最短5分 |
アプリ |
永年無料 |
Visa |
18歳以上 |
ACマスターカード | 最短即日 |
自動契約機 |
永年無料 | Mastercard | ー |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード | 最短5分 |
アプリ |
1,100円(初年度無料)※3 | American Express | 18歳以上 |
セゾンカードインターナショナル | 最短5分 |
アプリ |
永年無料 |
Visa |
18歳以上 |
エポスカード | 最短即日 |
店頭窓口 |
永年無料 | Visa | 18歳以上 |
ビックカメラSuicaカード | 最短即時(仮カード) |
店頭窓口 |
524円(初年度無料)※3 |
Visa |
18歳以上 |
ルミネカード | 最短即日(仮カード) |
店頭窓口 |
1,048円(初年度無料) |
Visa |
18歳以上 |
MICARD+(エムアイカードプラス) | 最短即日 |
店頭窓口 |
2.200円(初年度無料) |
Visa |
18歳以上 |
※1 受付9:00~19:00/ 申し込みには連絡可能な電話番号必須
※2 キャッシング機能のみ
※3 1回以上の利用で翌年年会費無料
ポイント還元率 | 0.5%~7.0% |
---|---|
デジタルカード | あり |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行保険 |
電子マネー機能 | iD、WAON |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ |
三井住友カード(NL)のおすすめポイント
三井住友カード(NL)はナンバーレスカードで年会費無料のため気軽に所有できます。通常、クレジットカードは郵送で手元に届くまで利用できませんが、三井住友カード(NL)は最短30秒で利用できます。
WEBで申し込むと30秒~1分で審査が完了し、スマホの専用アプリで会員番号や有効期限、セキュリティコードを確認できます。会員番号が発行されればネットショッピングやApple Payでの決済が利用できます。
ポイント還元率は通常0.5%ですが、大手コンビニ3社やマクドナルドで非接触決済をすると大幅に還元率がアップします。
ポイント還元率 | 1.0%~10.0% |
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デジタルカード | あり |
支払い方法 | ー |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行保険、ショッピング保険(海外) |
電子マネー機能 | ー |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
JCB CARD Wのおすすめポイント
JCB CARD Wは年会費無料、ナンバーレスカードの即日発行が可能なクレジットカードです。申込対象者は18歳以上39歳以下の方ですが、39歳までにカードを所有すれば40歳を超えても継続的に利用できます。
ポイント還元率も高く常にポイント2倍、パートナー店で利用するとさらにポイントが大幅にアップします。
ポイント還元率 | 0.5%~7.0% |
---|---|
デジタルカード | あり |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険 |
電子マネー機能 | ー |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
【プロミスVisaカードのおすすめポイント】
・最短25分でキャッシングが利用可能
・借り入れの返済でもポイントを貯められる
・対象店舗の利用でポイント還元率が5.0%に大幅アップ
プロミスVisaカードは、プロミスのカードローン機能と三井住友カードのクレジットカード機能が一体となっています。年会費は無料でポイント還元率の高いカードです。
申し込んでから手元に届くまで約1週間の時間が必要ですが、キャッシング機能は最短25分で利用できるようになります。通常、クレジットカードはキャッシング機能を希望すると審査に時間がかかりますが、プロミスVisaカードは全く逆でショッピングよりキャッシングのほうが先に利用できるようになります。
Visaのタッチ決済対象のコンビニや飲食店で利用するとポイント還元率が5.0%になり、さらに条件を満たすと最大20%まで上がります。
ポイント還元率 | 0.5%~2.5% |
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デジタルカード | あり |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | ショッピング保険(国内、海外) |
電子マネー機能 | WAON |
スマホ決済 | Apple Pay、iD |
イオンカード(WAON一体型)のおすすめポイント
イオンカード(WAON一体型)は、クレジット機能に加え、電子マネーWAONの機能が利用可能といった強みを持ちます。プラスチックカードは郵送で届きますが、申し込んでから最短5分でカード情報がイオンウォレットに公開されるので即日利用可能です。
イオンカードはイオングループの利用で常にポイント還元率が2倍になり、「ありが10デー」には5倍になります。また、毎月20日・30日のお客様感謝デーでは購入代金が5%割引になります。イオンの利用頻度が高い方には非常におすすめのカードです。
イオンの電子マネーWAONに加えIDやApple Payにも対応しており、イオン以外でも十分活躍するカードです。
ポイント還元率 | ー |
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デジタルカード | あり |
支払い方法 | リボ |
追加カード | ー |
付帯保険 | ー |
電子マネー機能 | ー |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
ACマスターカードのおすすめポイント
ACマスターカードは大手消費者金融のアコムが発行しているカードで、アコムの店頭や自動契約機「むじんくん」で最短30分でカードが手に入ります。ポイントプログラムはありませんが、毎月の利用金額の0.25%がキャッシュバックされます。
ショッピングの限度額は300万円までですが、カードローンとの合計は800万円までとなっています。消費者金融であるためキャッシングの方が充実しています。
注意点としては、ショッピングの際に「1回払い」を必ず選択しないと支払いがされないという構造になっています。しかも1回払いを選択しても、返済は自動的にリボルビング払いとなります。
ポイント還元率 | 0.5%~2.0% |
---|---|
デジタルカード | あり |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | ー |
電子マネー機能 | ー |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードのおすすめポイント
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードの初年度の年会費は無料で2年目以降は1,100円(税込)が必要です。しかし年間1回以上利用すれば翌年の年会費は無料になります。このシステムは毎年継続するため、たとえ少額でもカードを利用すれば実質年会費無料でアメックスカードを持つことができます。
通常カードとナンバーレスデジタルカードのいずれかが選択でき、ナンバーレスデジタルカードは最短5分で発行可能です。
ポイントはセゾンカードお馴染みの「永久不滅ポイント」が付与されます。有効期限を気にせずにポイントを貯められるのも魅力です。
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% |
---|---|
デジタルカード | あり |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | ー |
電子マネー機能 | ー |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ |
セゾンカードインターナショナルのおすすめポイント
セゾンカードインターナショナルは発行スピードが速く、デジタルカードのみならずプラスチックカードも即日発行できます。カードカウンターはは全国に展開しており、訪問可能な場所にあれば営業時間内に即日カードが手に入ります。
デジタルカードは申し込んでから最短5分でカード番号と有効期限を確認でき、ネットショッピングやスマホのキャッシュレス決済が利用可能になります。
ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|
デジタルカード | なし |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険(自動付帯) |
電子マネー機能 | ー |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ |
エポスカードのおすすめポイント
エポスカードはコストパフォーマンスの高いカードで、年会費永年無料ながら海外旅行保険の自動付帯などお得なサービスを備えています。
エポスカードは即日発行可能で、WEB経由の申し込みで最短数分後に審査結果が判明します。WEBで申し込み際に「店頭受取」を希望すれば、全国のマルイのサービスカウンターでカードを手に入れられます。また、店頭で直接申し込んでも、審査に問題がなければ即日カードの受け取りも可能です。
エポスカードの優待は全国10,000以上の店舗で受けられます。また、マルイで年4回開催される「マルコとマルオの7日間」で利用すると代金が10%offとなりお得です。
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
---|---|
デジタルカード | なし |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険、国内旅行保険 |
電子マネー機能 | Suica |
スマホ決済 | Apple Pay、楽天ペイ |
ビックカメラSuicaカードのおすすめポイント
ビックカメラSuicaカードはJR東日本グループのビューカードがビックカメラと提携して発行しているクレジットカードです。ビックカメラの一部店舗で仮カードの即日発行が可能です。
ただし、仮カードはビックカメラ、ソフマップ、コジマのみでしか利用できず、利用限度額は10万円までです。即日発行はあくまでも「その日にビックカメラ(もしくは系列店)で商品を購入したい方」が対象です。
ビックカメラのショッピング時にカードを利用すると還元率10%でビックポイントが付与されます。しかもSuicaで支払うとJRE POINTが1.5%加算され、合計で11.5%のポイントを獲得できます。JR東日本を通勤で利用し、ビックカメラの購入頻度が高い方にはおすすめのカードです。
ポイント還元率 | 0.5%~5.0% |
---|---|
デジタルカード | なし |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行保険、国内旅行保険 |
電子マネー機能 | Suica |
スマホ決済 | Apple Pay、楽天ペイ |
ルミネカードのおすすめポイント
ルミネカードはルミネ系列店(ルミネ、ニュウマン、アイルミネなど)の利用で優待を受けられるカードです。ルミネ系列店で利用すると代金は常時5%offになります。
店頭申込であれば仮カードが即日発行され、ルミネやニュウマンなどで利用可能です。審査の所要時間はおよそ30分のため、即日発行を希望される方は少なくとも閉店時間の30分前に申し込みが完了する必要があります。審査結果によってはカードの発行が見送られる場合があります。
仮カードの利用限度額は20万円で一般的な仮カードよりが高く、余裕を持ってショッピングを楽しめます。
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
---|---|
デジタルカード | なし |
支払い方法 |
国内:1回、2回、分割、リボ、ボーナス |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | ー |
電子マネー機能 | ー |
スマホ決済 | 楽天ペイ |
エムアイカードプラスのおすすめポイント
MICARD+(エムアイカードプラス)は三越伊勢丹グループが発行しています。基本的にサービスカウンターなどで即日発行可能なクレジットカードは仮カードが大半ですが、エムアイカードプラスは本カードの即日受け取りが可能です。
三越伊勢丹グループ百貨店での年間利用額によってポイント還元率が上がっていき、通常は0.5%、利用額が30万円を超えると8%、100万円を超えると10%になります。
また、American Expressを選択できるので、アメリカなどに頻繁に行く方には重宝します。
クレジットカードは様々な会社から発行されており、優遇を受けられる店、サービス、特典はそれぞれ異なります。
特定の店やオンラインショップではポイントが何倍にもなったり、特定の日に割引サービスが利用できたり、旅行で利用するとお得になったり、内容は多岐にわたります。
日常的にカードを使うのであればよく利用する店や交通機関と提携しているカードを選ぶとよいでしょうし、旅行に行くことが多ければ航空会社や旅行に強いカードが良いかもしれません。
即日発行=即日利用可能という意味ではありません。発行自体は申し込んだその日に行われても、郵送された場合は手元に届くまで数日かかります。実物のカードしか取り扱っていない場合は、この点をしっかり確認する必要があります。
デジタルカードや店舗で受取可能な仮カードや本カードが提供されている場合は、審査に通れば申し込んだその日にカードが利用できるでしょう。しかし、店舗まで取りに行く場合は、住居や勤務先から近いかなども考慮する必要があります。
クレジットカードの年会費は無料のものもあれば有料のものがあり、価格も様々です。基本的に一般向けのクレジットカードは年会費無料なことが多く、ゴールド以上になると年会費が必要になります。
年会費無料のカードでもポイントや優待、特典、保険が付いているものはたくさんありますが、年会費有料のカードは充実度が上がります。また、年会費が発生してもカードの利用頻度が高く、コストに見合ったあるいはそれ以上の優待や特典をしっかり活用できれば、無駄とは感じないかもしれません。
初年度は年会費無料で2年目以降は必要というカードでも、条件を満たせば翌年も無料になるといったカードもあります。年会費は価格だけではなく条件も必ず確認しましょう。
審査に必要な準備には以下のようなものがあります。
これらの準備ができていれば、スムーズに申込みできるでしょう。
また、最近では電話での在籍確認を行わないケースが増えてきていますが、審査結果次第では電話で連絡されることがあります。しっかり在籍確認ができるように準備しておくか、どうしても電話に出られない場合は事前にカード会社に連絡しておきましょう。
しっかり準備していても、審査に落ちるような行動をしてしまっては元も子もありません。特に金融事故を起こしている場合は審査に通らない可能性が非常に大きくなります。
特に気を付けるべき行動は以下になります。
書き間違いも虚偽の情報として扱われるので審査が長引き、印象も悪くなるため注意が必要です。申込者と銀行口座の名義人が異なると、犯罪に関わっているなどの可能性が高いとしてかなり警戒されます。
延滞、債務整理、短期間の複数申し込みは個人信用情報機関にブラック情報として記録されるので、確実に審査に落とされることになります。ブラック状態が解除されない限り審査には通らないので、最も注意が必要です。
クレジットカードの申込方法は以下の4つです。
申し込み手続きそのものはWEBで行うのが一番早いのですが、カードの受け取りまでを考えた場合、一概にWEBがよいとは言えません。
例えば、デジタルカードを発行してもらう場合はWEB申込が最も効果的ですが、実カードを発行してほしい場合は店舗やサービスカウンターでの申込みや受け取りが条件になっている場合があります。
どの会社がどのような条件でカードを発行しているか、よく確認してから申し込んでください。
審査時間を短縮したいなら、キャッシング枠を外しておくこともできます。
キャッシング枠は貸金業法が適用されるため、ショッピング枠とはまた違った基準で審査され、その分時間が掛かります。またすでにカードローンやキャッシングを利用していると、総量規制などの兼ね合いで審査に通らないこともあります。
キャッシング枠を設定したい方は、一旦キャッシング枠なしでカードを取得し利用実績を積んでから改めて申し込むことができます。
ただ、カード会社が消費者禁輸であった場合はショッピング枠よりキャッシング枠の審査のほうが有利なケースもあります。しかし、クレジットカードのメインはショッピング枠なので、キャッシングをメインにする方は少ないでしょう。
クレジットカードはカード会社が代金を立て借る、つまりお金を借りているような状態となるため、カード利用者の信用や返済能力を図るためにも必ず審査を行う必要があります。したがって、審査がないクレジットカードというものは存在しません。
しかしながら、審査のない、クレジットカードに近い使い方ができるカードはいくつか存在します。
デビットカードは、カード会社が立て替えを行わず、自分の預金口座から直接引き落としされるタイプのカードです。分かりやすく言うと、キャッシュカードで支払いができるといった感じです。ただ、VisaやMastercardといったカードブランドが提携しているので、ほとんどの店やオンラインショップで利用できます。
デビットカードで支払うと即時かつ一括で支払いがされるため、大きな買い物の時は少し負担に感じるかもしれません。また、クレジットカードのように分割払いやリボ払いもできないというデメリットがあります。
しかし、預金口座にすぐ反映されるためお金の流れを把握しやすく、無駄遣いを抑制する効果があります。
プリペイドカードは未成年者や高齢者など、原則誰でも審査なしで利用できるカードです。基本的にチャージした分だけしか利用できないので、無駄遣いにつながる心配が一番低いという特徴があります。
カードによっては後払い機能もありますが、5万円程度の小額に設定されており利用制限が設けられています。また手数料も高いので、頻繁に利用できないようになっています。